5/27(木) 放課後の道草
A氏は、自己の健康管理の一環として、毎日ウォーキングに励んでいます。
十年前に大病をしたことがきっかけで、通勤時間や昼休みを利用して、一日一万歩を目標に取り組んできました。
ある休日、先祖の墓参へ行きました。いつもは車で向かうのですが、晴天に恵まれたため、約一時間かけて歩くことにしました。
清々しい気分で歩いていると、少年時代には、学校からの帰りに道草をして、いろいろな発見をしたことを思い出しました。社会人になってからは、道草をする機会もないほど、気持ちに余裕がなくなっていることを感じました。
それからは、日課であるウォーキングにも、できるだけ時間に余裕を持たせ、体だけではなく、心の健康にも留意しようと決意したのです。
目まぐるしく変化する現代社会では、時間に追われる生活が続くこともあるでしょう。そのような時こそ一度立ち止まって、気持ちに余裕を持つように努めたいものです。
今日の心がけ ◆忙しい時ほど一呼吸置きましょう
5/28 (金) 正しく知る
ある日、Yさんは朝食の支度をしていました。
以前、買っておいた桃のコンポートを食べようと、戸棚からその瓶を取り出しました。すると、瓶に表示されていた賞味期限が二日前に切れていたのです。
Yさんは、<もう、この桃は食べられないんだ>と、渋々、食べるのを諦めたのでした。
加工食品の期限表示は、賞味期限と消費期限のどちらか一方の表示が義務付けられています。賞味期限は「おいしく食べることができる期限」で、この期限を過ぎても、すぐに食べられなくなるわけではありません。
一方、消費期限は「期限を過ぎたら食べない方がよい期限」です。Yさんのように「期限が切れたら食べられない」という認識が強いと、「賞味」と「消費」を混同して、どちらも同じものと思ってしまうでしょう。
食品を正しい見識で扱うことは、食べ物を大切にすることでもあると心得たいものです。
今日の心がけ ◆正しい見識を持ちましょう